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◆ライブを楽しく!◆
その昔(別に昔話を始めようというのではない)ツアーミュージシャンとして活躍していた人が「練習は厳しく、ライブは楽しくといのがミュージシャンの鉄則」と言っていた。この言葉は大変的を得たものだと思う。ライブは演る方が楽しくなければ聴く側には伝わらない。ライブを楽しくやるためには厳しい練習を積んで安心してやれる腕を磨いておかねばならないのと同時に使う楽器に心配があったりリハーサルでつまづいてしまっては楽しいライブなど望むべくもない。そこでより楽しくライブをやるためのポイントを今までの経験から述べてみたいと思う。まずはライブ前の準備編だ。
-練習編-
1.着眼大局着手小局
ライブ前ともなると練習も気合いが入ってくることと思う。ただやみくもに練習するだけではなくポイントを押さえた練習を心がけよう。
ポイント1
将棋の名人だった人の言葉で「着眼大局着手小局」という実に人生のありとあらゆるところに通じる名言がある。つまり全体の流れに目は付けていなければならないがその全体を構成する細かいところから手を付けて練習しなければならないということである。つまり全体としての自分たちのステージのイメージというかコンセプトをしっかりと定めそのコンセプトを最も表現しやすい曲順、パフォーマンス等をメンバーで話し合い決定していく。そしてさらに実際の練習では最終の3回くらいをこれらのことをよどみなくやれるように全くステージと同じように練習していこう。曲も全体と通しでザッとやるのではなく気に入らないところを何度も繰り返し反復練習する。少なくともベース、ギターの人は指板を見ながらステージをやるなんてのはもってのほか、歌詞カードを見ながら唄うヴォーカルと同じくらい恥ずかしい。
ポイント2
次には曲間が空かないようにすること。曲続きの場合は前の曲が終わったら即次曲のカウントが入るくらい。曲間によくゴソゴソとステージでやっているバンドを見かけるがお客にとっては曲間が3秒も空くとドッチラケだ。曲間が空く場合は少なくともMCが入ってくることそのMCのバックには小さな音でギターかKBが何かの曲を弾いていればこれはプロの仕事だ。MC後の曲入りも大切だ。少なくともMCのこの言葉が出たらカウントを開始するくらいの打ち合わせと練習はしておこう。
ポイント3
もう一つ大切なことはステージ上の動きだ。ヴォーカルが唄っているときはある程度ヴォーカルにまかせても良いがコーラスを付けるときはその時だけマイクへピタリと近づき、そうでないときは離れる。この動きだけでも充分ステージに動きが出てくる。間奏の時はさあ俺たちの出番という意識をはっきり持ちステージ中央まで必ず出ていこう。その時ヴォーカルは3〜4歩下がって席を譲るのは言うまでもない。これらのことをスタジオで練習時から実行しておこう。本番ではちゃんとやるからなどといっても練習時にちゃんと出来ていないのに本番で出来るわけはない。なぜならアマチュアの場合全てのことが練習時の50%程度の実力しか出せないものなのだから。

リハーサル風景
ポイント4
アンプのヴォリュームを極力小さくして練習することも大切だ。少なくともヴォーカルが楽に唄って各人が充分聞こえるくらいの音量がよい。このことの効用はまず自分の音をよく聞こえるように弾こうと思えばタッチが強くなる。他のメンバーの音が良く聞こえるようになる。何よりも良いのはPAのモニターを頼らずに自分たちだけで各パートのバランスを取れるようになることだ。こういう練習をしておけば例えモニターが聞こえなくても演奏には困らない。その昔PAが発達していないときはモニターなんぞというものは無かったのだ。 -続く- |