◆ライブを楽しく!◆

-準備編-

《心がけ一般事項》
■出演キャンセルはもってのほか
 
特に集合ライブでのドタキャンはもってのほか。もしこれをやった場合は近辺でのライブ出場は殆ど出来なくなることを覚悟した方がよい。この場合の周囲にかける迷惑を考えてみて欲しい。当然1バンドの出演が減る訳だからその時間ステージへ穴が空く。それでは困るので後のバンドを繰り上げる。繰り上げられたバンドのメンバーが揃っていない。揃っていても時間を指定してお客を呼んでいるので早くなるのは困る、となかなかOKしてくれない。プログラムの書き換えも必要になる。リスナーへの事情説明、スタッフへの周知徹底段取りの組み直しetc ・・・数え上げると気が遠くなる。ちなみに弊店主催のライブでは本人が死亡しない限りキャンセルは認めない。が口癖だ。モチロン冗談だが、そのくらいの腹づもりでライブにはのぞんで下さい。ということだ。

■出演時間の案内は1時間前を
 お客様への自分達の出演時間は決められたプログラムの最低1時間前を案内しておこう。前のバンドが時間を巻いてしまう場合もあれば、前項のように万一のトラブルでドタキャンバンドが出る可能性もある。

■居場所をはっきりさせておく。
 メンバー全員が会場入りしたときはスタッフにその旨を伝えておく。控室がある場合はそこで準備をする等                                    で時間待ちをし、移動する場合はその旨スタッフに告げて居場所をはっきりさせておく。またリーダーは各メンバーの所在を常に把握しておく。違う階のロビーのソファーで居眠りをしており気が付いた時にはステージを半分終わっていたなんて笑えない事実もある。

■本番前は飲み過ぎ、食べ過ぎに注意。
 
本番前に飲み過ぎ、食べ過ぎは禁物だ。極度の緊張と興奮のためにステージでもどしてしまったのを見たことがある。楽しいはずの思い出が台なしどころか何年も後まで語り草になること請合いだ。

《持ち込み楽器とパート毎の注意事項》
■ギター、ベース

1.弦が切れたりするアクシデントが多いので必ず予備のものを一本持参しておくこと。
 勿論予備も正確にチューニングして音だしを確認しておくこと
2.予備弦と取り替えに必要な工具を一式もっておくこと。

予備ギター 
チューニングしていつでも出動できるように
予備弦と取り替えるための工具

3.電池入りの機材については電池切れに注意。
4.シールド線の接触不良、エフェクターの入出カ、電源の入力等接触不良に特に注意。普段からちょっとでも怪しいものがあれば即刻修理しておくか、買い替えて補充しておこう。不思議なもので本香の一番大切な所で必ずトラブる。
5.余り新しい弦は伸ぴ易いので前日位に取り替えてよく引っ張っておくか、一音位高めにチューニングしてお き本番前に正確に再度チューニングするのが望ましい。ちなみに弦交換は出来るだけ全弦を取り替えよう。部分的に取り替えると弦バランスが狂いチューニングが合わせにくくなる。なに!3年前にギター買って一度も弦交換したことがないってカ?勝手にせい。
6.本番中は汗等で手が粘りフィンガリングがスムースでなくなるのでスベリを良くするための石筆かフィンガスプレーを持参しておくこと。

■ドラムス
1.スネアヘッド、スナッピーを出来れば交換しておこう。スネアヘッド等は破れるまで交換するものだと思ってない人も多いがコーデッドのものならコーティングの剥げた部分がこぶし大になったとき、あるいは中心部分がスティックによってへこんだままになってしまうとき等が交換のタイミングだ。音のヌケもバウンド感も見違えるようによくなるはずだ。スッピーも響き線が伸ぴだり、切れたりして来るころが交換時期。これも不思議なことにそれまで全く経験ないのに本番中にヘッドが破れて泣きっ面になること請合いだ。
2.スネアスタンド、スネアドラム、ペダルなどのネジ部分にゆるみがないかよく点検しておく。
3.スティックの予備を2セット位は必ず持ち込んでおきスティックを落としたときすぐ取れるところに用意しておこう。スティックケースに入れてフロアタムにひっかけておくのがベター。予備のスティックを楽屋に忘れ、演秦を止めてしまいそのバンドを首になったドラマーを筆者は何人も知っている。
4.スネアドラムに向かって立ててあるマイクロフォンを時々確認する。写真位の角度がベスト。


交換時期の来たヘッド

予備スティックの入ったスティックケース
マイクスタンドの角度手の邪魔にならないよう

■キーボード
1.入出カジャックの接触不良に注意。普段の練習時からガリったりノイズが出る場合は速めに修理しておく。ギターの項目でも触れたが騙し騙しの使用は肝心のところで必ずトラブル。
2.キーボードをスタンドにおいた場合、スタンドのとめネジの緩みに注意。本番中にグルリとまわって落下しあわれ一巻の終わり何て事になる。
3.これは他のメンバーにも同じことだがコーラス用のマイクが適当な位置にあるかどうかもチェック。(マイクスタンドの調整の仕方については後述)


キーボードスタンド 各止めネジに注意

キーボードのINPUT JACK接触不良の90%はこれ

■ヴォーカル
1.モニタースピーカに足をのせるな。
 スピーカはPAヤさんにとっては楽器同然。大概は一個ウン10万だからそれも高級楽器だ。君は自分のギブソンのギターに足を乗せられて黙っておれるか?たとえプロの人達がよくやっているからといってカッコ良くも何ともない。あれをやるアーティストはボイコットすべきだ。PAオペレータがご機嫌が悪いときならそのモニターには音を返さない位のことは平気であることを覚えておいた方が良い。
2.マイクスタンドの調整
 マイクスタンドの向きや高さを調整するのにグイといきなり引っぱったり押したりする人が殆どだが、これをしょっちゅうやるとマイクスタンドの寿命は半減する。それぞれのところでネジで締めて固定してあるので必ずこれを緩めて直そう。(写真参照)但し一番最先端のマイクアダプターのみはそのまま動かして良い
3.マイクをぶら下げるな、振り回すな。
 ライブ中ヴォーカリストがマイクのコードをぶら下げておまけにグルグル振り回す不埒な人がいる。これもご法度だ。これもVolumeを落とされてしまい、マイクが抜けて飛んで行きでもすればライブ生命は終わりを告げることは請け合える。
4.マイクヘッドを手で覆ってしまうな。
 マイクのヘッド(丸い網目の部分)を手で覆ってしまう人を良く見かける。これもTVなどでよくやっているのをまねているのだろうが×印の典型だ。試音を発しながらマイクを手で覆ってみて欲しい。ラジオボイスのような平べったい中域ばかりの音になるのが分かるだろう。ひどい場合はハウリングを起こす。マイクはヘッドから少なくとも2cm以上離れたところを持つのが常識。またマイクは真正面を5度ずれると殆ど入らなくなる。写真のように口に対して真っすぐ90度がベターだ。真っすぐ歌うと歪んでしまうほど声量に自信があれば別ですが・‥・‥


マイクはプロペラじゃない。

マイクを手で覆うな。
マイクの持ち位置
口へ向けて真っ直ぐに

5.マイクを スピーカに向けるな。
 下図を見て欲しい。ハウリングというのは声がマイクを通じてミキサーに送られパワーアンプで増幅されスピーカをドライブする。それをまたマイクが拾って音のループが出来上がった中にパワーアンプがある訳だ。つまりとめどなく増幅されると起こる現象だ。通常モニタースピーカはステージの中向けて8個位設置されているのが普通だ。つまりハウリングの巣とも言える状態になっている訳だから注意を要する。ハウリングを起こすと「へたくそ!」みたいな顔してPAオペレータを睨んだりする人がいるが、これはとんでもないまちがいで実はハウリングの90%以上の原因は演奏者側にあることを知って欲しい。通常PAオペレータはPAセッティングが終わるとサウンドのチューニングと同時にハウリングを起こし易い周波数を(会場によって全部マチマチだから大変)を見付けグライコ等でハウリにくいように処理し尚且つハウリングマージンをとってこれを防止する策を取ってはいるが特にスピーカから2rn以内でマイクをスピーカ向けると危ない。もう少し具体的に言うとヴォーカルさんがマイクヘッドを客席に向けたままお辞儀をする、あるいはモニタスピーカの直ぐ上で客からのリアクションを拾おうとマイクを客席のほうへ突き出したりするときいつもヒヤッとして背筋が寒くなるのだ。


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