《本番直前》
1.しつこいくらいチューニング
再度ギター、ベースはチューニングを確認する。新しい弦の場合は少し引っ張って伸ばしもう一度チューニング。なるべくステージに近い、但し人のとうり道の邪魔にならない所にスタンドに立てるか、横に寝かせておこう。何かにたてかけておくのは大変危険。楽屋付近での転倒その他の事故はその持主の責任、誰にも言って
行く先はない。出来れば抱きかかえておくのがベスト。又チューニングは楽屋とステージの温度差でも急激に狂う事がある。トラストロツドや弦の金属部分は温度によって伸び縮みが激しいからだ。1曲終わった後ではMCを入れてもらい、もう一度チューニングを心がける。通常チューニングメータにはアウトプットがあるの
でこれを利用するか、エフェクタのチューナアウト、内蔵のチューニングメータを使っていつでもチューニングが短時間で出来るようにしておく。とにもかくにもチューニングの狂いだけはよくよく注恵すること。これが狂ったのでは音楽ではなくなる。予備ギター、ベースもしっかりチューニングを忘れないこと。
2.カンペを作ろう。 .
曲順、歌詞やMCネタを書いたカンペを作っておこう。暗くなったステージでも読めるよう大きな字で書き2点位にガムテープを付けておこう(セロテープはくっつきにくいところがあるため不可。布以外のガムテープも剥げなくなるので不可。)布製のガムテープはバンドに一つはライブ時の必携品。間違ってもスタッフに「ガムテープありません?」何て事言わないように。ライブ中のスタッフは気が立っているのでぶっとばされても当方は責任もちません。
3.セッティングの確認
次にギター、ベース、エフェクター、シールドと完全に接続されているかどうか、IN、OUTはまちがっていないか確認してOKだ。残るはトイレにでも行って大なと小なとした後はよく手を洗って拭いておくこと。汗ばんだ手のままだとフィンガーボード上を手が滑りにくい。
4.バンド交替時の声かけ。
いよいよ前に出場したバンドが引き上げて来る。次は自分達の番だ。緊張もその極に達しているはずだ。そこで要らざる緊張をほぐす特効薬をご紹介しよう。それは「声をだすこと」なのだ。用もないのにむやみに声が出せるか、と思うかもしれない。ちょうど良い相手がいる。引き上げて来るバンドのみんなに「お疲れ様!」とか「ナイスライブ!」とか大きな声で声かけて見て下さい。もちろん自分達が終わり、引き上げて来るときにそういう声かけに対しては「ありがとう!」とか「お先に!ステージ頑張って下さい。」等の返事は当然のことで言うまでもないことと思う。
5.リハーサルの時と聴感上同じくらいのセッティング
ギタリスト、ベーシストでアンプ持ち込みの場合はリハーサルと同じ位置にアンプを置き、ボリュームが下がっているか、チュープアンプならスタンパイスイッチが切れていることを確認したうえで電源を投入する。(チューブアンプの場合は、リハーサルのときから前日リハーサルの場合を除きメインパワーは入れっぱなしでよい。スタンパイスイッチのみ切っておく。スタンパイスイツチのない機種についてはマスターボリュームを下げておく。メインスウイッチを切るとせっかく暖まったチューブが冷めてしまい音質に影響するからだ)各ツマミをリハーサルと同じにセッティングする。よくやる間違いだがリハーサルではギターの音がモニターから聞こえずらかったので少し上げた方が良いと思って上げると、リハーサルでセッティングしているPAオペレータはギターがデカ過ぎ、と思ってフェーダーを下げる。モニターアウトも絞る。もうお解りだろう。ステージに返って来る音はより小さくなる。但しリハーサルの時は観客がいないので音の吸収が少ない為フロントの音がステージに回り込みが大きいが、本番は観客がかなり音を吸収するので(観客一人当たり1Wと言われている。)聴感上ステージでは小さく聞こえる。従ってリハーサルよりも若干上げ気味にして良い。つまりリハーサルでのバランスを聴感上で再現するように心がけよう。又スタッフが演奏中にアンプのボリュームを調整に入ることがよくあるが、決して気を悪くしないで欲しい。これはより良い演奏環境を作るために努力しているのだ。ともあれリハーサルと本番とは若干バランスが異なる場合が多いが立ち位置を工夫する等によって出来るだけカバーして欲しい。どうしてもダメな場合はステージソデのスタッフに適確に要望を出すか、オペレータに向かって手で合図をして下さい。話を元に戻して、セッティングが出来たら(ここまでは自分達専用のローディがいない限り自身でやるしかない。)自分の使うアンプスピーカの前にマイクが立つているか、そのマイクはスピーカの中心をONで(くっつくくらい。写真参照)狙えているか確認。ずれているようならスタックに告げて直してもらおう。ベースの場合は殆どDI送りなのでベースアンプからの聴感上のボリュームだけ気にしていたので良い。但し演奏中自分に聞こえる最低限度の音量を心がける。デカ過ぎると生音が大きくなり過ぎPAオベレータのほうで調整不可能となる。